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兵役~韓国男子の宿命~Part2

軍隊には大きく分けて陸軍、空軍、海軍、海兵隊があります。

希望を出さなければ、みな陸軍に徴兵されます。他は志願して試験を受けることになります。

また、全員身体検査を受けなければならず、合格者のみ入隊となります。ですから視力が極端に悪かったり、足に手術を受けたことがある人、腰が悪い人などは、入隊できません。

そのような人は役所などで事務仕事を一定期間することになります。

 

ここでは一番一般的な陸軍について書いていきたいと思います。

 

陸軍の中にも様々な部隊があり、任務もそれぞれ異なります。

まず一番多いのは歩兵です。他には砲兵、運転兵、戦車兵、調理兵、特殊部隊などです。

一番楽そうな部隊に入りたいところですが、残念ながら自分では選べないことが多いです。そして何より楽な部隊というのはありません。。。

(調理兵が楽そうに思えるかもしれませんが、調理兵は毎朝4時起床です。土日もありません。300人~400人分の料理をひたすら作り、後片付けをし、また次の食事の仕込みをし、調理師して、後片付けをする、の繰り返しです。)

 

今まで当たり前のようにそばにいた家族や、友達、恋人と連絡が取れなくなり、厳しい集団生活をしなければなりません。

「あなたを待っているわ。」と固く誓ったはずの恋人から、即別れの連絡が来たりして、自暴自棄になるものもいます(T_T)

多くの韓国男子がこんな悲劇を味わっているのです。

逆に本当に待っていてくれた女の子!!もうこれは結婚するしかありませんね。

 

では戦車兵だった許完國講師の辛かったことベスト3を発表しましょう。

 

第3位 訓練兵だった時、う○こが自由に行けなかったこと。

訓練中にトイレに行く場合は、必ず3人組で行動しなければなりません。ということはう○こ中、ドアの外では仲間の2人が待機しているのです。これがきっかけで便秘になりました。

 

第2位 新兵として部隊に配属されたとき、先に入隊していた先輩に軍隊内のコンビニなどでごちそうしてもらうことがあります。中には太っ腹な先輩もいて、大量の揚げ物などを買ってくれるわけです。上下関係が超絶厳しい軍隊では、先輩が買ってくれたものを残すわけにもいかず、完食しなければなりません。それが辛かった。。。

 

 第1位 不寝番。夜の見張り番です。週5回以上はあったと思います。夜の10時からスタートし1時間ほど見張りをします。翌日は11時から、翌々日は12時からというふうに1時間ずつ繰り下がっていきます。もちろん寝ているので起こされます。一番最悪なのは夜中の2時~4時に起こされる時でした。

不寝番は部屋の見張りもありますし、外での見張りもあります。冬はマイナス15度の中、1時間重たい銃を持ったまま見張りをしなければなりません。過酷な環境下での任務を終え、先輩にごちそうしてもらった熱々のカップラーメンは最高でした。今でも忘れることのできない味です。

 

上下関係が厳しく、周りから遮断された世界。

個人で行動することは許されません。

訓練は厳しく、肉体的にも精神的にも追い詰められます。

誰だって辛いです。。

 

では軍隊での楽しみはなかったのでしょうか。

そんなことはありません。

 

Part3に続きます。